since 1938 85周年目


※貝谷八百子及び貝谷バレエ団に関する画像(ホームページ上にあるもの、
その他インターネットへ流出した貝谷バレエ団所蔵のもの)
に関して無断で使用を禁じます。

創立者・貝谷八百子(カイタニヤオコ)は、1921年福岡県大牟田市で生まれました。(一昨年生誕100年)
1934年、13歳でエリアナ・パブロバに師事し、17歳で東京の歌舞伎座で舞台デビューを飾り、
1938年、貝谷八百子バレエ研究所、後の貝谷バレエ団(貝谷八百子バレエ団)を設立し、
現在、80余年の歴史のあるバレエ団です。
数多くの本邦初演の全幕バレエ(シンデレラ・三角帽子・くるみ割り人形・ロミオ&ジュリエット等)
の作品を上演しながら 貝谷八百子創作のオリジナル作品(ボギーとベス、マクベス、惑星等)も
多数発表しています。
戦前、戦後の日本のバレエ界をリードし、数多くのダンサー・指導者を排出しました。
現在、日本バレエ協会、世田谷クラシックバレエ連盟等の公演に参加。
現代表の山本教子を中心に創立者の意志を継ぎ、バレエ団、生徒の指導にあたっています。
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日本が戦争に敗れた翌年の1946年、焦土と化した東京で『白鳥の湖』全幕日本公演が行われた。
17日間の長期公演となり、帝国劇場は連日満員の観客であふれた。
オデット/ オディールを踊った貝谷八百子の名前は、戦後の日本バレエ史の第1ページに
しっかりと刻印された。
彼女はエリアナ・パブロバにバレエを習い、17才で歌舞伎座を2日間借切って華々しく
デビュー公演を行った。
その翌年、その翌々年にも歌舞伎座公演を行い、それがいつしか貝谷バレエ団になった。
貝谷バレエ団は、51年に『シンデレラ』、53年に『くるみ割り人形』、56年に『ロミオとジュリエット』
の全幕日本初演を行い、また創作バレエ『ポギーとベス』を発表するなどして日本バレエを
リードする存在となった。
しかし、彼女は数々の偉業を残し、91年に69歳でこの世を去った。
この松原のスタジオにはそんな貝谷の華麗なバレエ人生の全てが、今なお大切に引き継がれている。
(バレエ評論家・山野博大)
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#「白鳥の湖」発祥の地に記念碑建立の経緯
貝谷八百子は、日本で初めて「白鳥の湖」に主演したバレリーナのひとりです。
1946(昭和21)年8月9日、帝国劇場にて「白鳥の湖」全幕が日本で初演されました。
キャストは、貝谷のほかに、松尾明美、東勇作、島田廣、小牧正英、服部智恵子、
松山樹子ら日本のバレエ界を築いた面々です。(上記、記念碑裏面参照)
この公演のリハーサルが、東京都世田谷区松原にある貝谷バレエ団の稽古場でも
行われました。
貝谷八百子の夫君、貝谷典太と貝谷バレエ団の舞台監督であった田中好道は、
かねてよりこの地を日本の「白鳥の湖」発祥の地として、
記念碑を建てたいとの熱い想いがあり その情熱を同門会・団員らが引き継ぎ、
田中英世(好道氏のご子息)の協力を得て、建てられました。
私達は、この歴史ある地で毎日踊れることに感謝し、バレエを愛する全ての人達の
心に届く様、象徴的な記念碑になる事を願ってます。
旧バレエ団スタジオ


橋浦勇先生を囲んで 特別 レッスン生