創立86周年
- 創立者・貝谷八百子(カイタニヤオコ)は、1921年福岡県大牟田市で生まれました。
- 1934年、13歳でエリアナ・パブロバに師事し、17歳で東京の歌舞伎座で舞台デビューを飾り、
- 1938年、貝谷八百子バレエ研究所、後の貝谷バレエ団(貝谷八百子バレエ団)を設立し、
- 現在、80余年の歴史のあるバレエ団です。
- 数多くの本邦初演の全幕バレエ(シンデレラ・三角帽子・くるみ割り人形・ロミオ&ジュリエット等)
- の作品を上演しながら 貝谷八百子創作のオリジナル作品(ボギーとベス、マクベス、惑星等)も
- 多数発表しています。
- 戦前、戦後の日本のバレエ界をリードし、数多くのダンサー・指導者を排出しました。
- 現在、日本バレエ協会、世田谷クラシックバレエ連盟等の公演に参加。
- 現代表の山本教子を中心に創立者の意志を継ぎ、バレエ団、生徒の指導にあたっています。
概要
- 創 立
- 1938*年
- 所在地
- 〒156-0043 東京都世田谷区松原6-12-11 TEL 03-3322-7801
施設ご紹介
貝谷八百子バレエ団公演 「白鳥の湖」より
- 『白鳥の湖』発祥の地に記念碑建立の経緯
- 貝谷八百子は、戦後日本で初めて『白鳥の湖』に 主演したバレリーナの ひとりです。
- 1946年8月9日、帝国劇場にて「白鳥の湖」全幕が 日本初演されました。
- キャストは、貝谷八百子のほかに、松尾明美、東勇作、島田廣、小牧正英、 服部智恵子、 松山樹子ら日本のバレエ界を築いた面々です。
- この公演のリハーサルが、世田谷区松原の貝谷バレエ團の稽古場で行われました。
- 貝谷八百子の夫君、貝谷典太と貝谷バレエ團の舞台監督であった田中好道氏は、かねてより 日本の「白鳥の湖」発祥の地として記念碑を建てたいとの熱い想いが ありました。
- その情熱を同門会、団員らが引き継ぎ、記念碑が この地に建てられました。
- 私達は、この歴史ある地で毎日踊れることに感謝し、バレエを愛する全ての 人達の 心に届く様な象徴的な碑になるよう願っております。
↓
- (裏面)
- 1946年昭和21年8月9日午後5時
- 「白鳥の湖」日本初演
- 帝国劇場
- 製作 : 東宝演劇部
- 企画 : 蘆原 英了
- オデット : 貝谷八百子
- 松尾 明美
- 王子ジークフリート : 東 勇作
- 島田 廣
- 悪魔,ロットバルト : 小牧 正英
- 皇后 : 服部智恵子
- パ・ド・トロワ : 松山 樹子
- 平澤かほる 他.
- 演奏 : 東宝交響楽団
- 指揮 : 山田 和男
- 装置 : 藤田嗣治画伯
- 衣裳 : 真木小太郎
- 照明 : 橋本 義雄
- 舞台監督 : 田中 好道
貝谷バレエ団 旧4階スタジオ
クラシックバレエを始める方々へ
- バレエは、美しい情景を人々の心にしみこませてくれるものです。
- 現実に値せぬ夢でなく、自らそうでありたいと強く願い努力してこそ美しい心の夢が実現するものです。
- バレエは魅せられ一途な心でバー(教室に取りつけられた横棒)を持って、やりはじめるとその容易 で ないことを、 きっと悟る事と思います。
- 美に到る道は険しい事を知らなければなりません。
- それは、もっとも重要な基礎の訓練にあると言えるでしょう。
- 今日、第一線に活躍している諸舞踊家並びにその指導者である人達は、それを自己のものとする為に、 一見単調と 思われる様な、たゆまない忍耐を必要とする練習の中から、自らの素質を輝やかす為に常に 努力して来たのであって、 単なる技術者でないという事がよく 解ります。
- 私達は、一つの動作を学んで、それを完成するまでには、漸次段階を追って幾度かの練習を重ねて進んで 行かなくては なりません。
- この段階は、初めの一歩から舞台に到るまで展開されるのであって、突然訪れた奇跡では ないのです。
- たゆまない努力こそ、美しいバレエの性格を把握する唯一の道です。
- 創設者 貝谷八百子